大学セミナーハウスは、ル・コルビュジエに師事した吉阪隆正による設計です。
外観デザインには「大地に知の楔(くさび)を打ち込む」というコンセプトが込められています。
外壁は杉板型枠による打放しコンクリートの肌理(きめ)で構成され、建物全体として独特の重厚感を放っています。
私は2022年に開催された DOCOMOMO Japan 主催の見学会に参加しました。
当日は富田玲子さんの講演もあり、U研究室での経験や吉阪の設計哲学について貴重なお話を伺うことができました。
特に、人と建築が直接触れる「手すり」の断面形状は、原寸大の図面を用いて入念に試行錯誤されたという点が印象的でした。
余談ですが、八王子セミナーハウスは特撮やMVのロケ地としても使われるようです。
本館はウルトラマンやBase Ball BearsのMV、隣の長期館(設計:富田玲子氏)はHKT48のMVなどに使用されていました。