はじめに
東京建築祭2026に5/21・23・24の3日間参加してきました。
東京建築祭とは、普段は非公開の建築内部の特別公開やガイドツアーなど、100か所以上の建築を見学できるイベントです。
2026.kenchikusai.tokyo
2026.kenchikusai.tokyo
筆者の個人的な目玉は、カナダ大使館、ノアビル、普連土学園、パレスサイドビルなど。
せっかくなので、東京建築祭で公開されている建築と、その周辺にある名建築をまとめて紹介していこうと思います。
レポート第一弾として、5/21に訪れたカナダ大使館、ノアビルとその周辺の建築を巡った記録です。
旧土浦亀城邸

1935年に建てられた自邸で、バウハウスの白い箱やライト建築の影響を感じられる名作住宅です。
今回は前を通っただけですが、予約制で一般公開されているので、いつか内部も見学したいところです。
D’グランセ南青山ハイヴァリー、バイオフィリアプレイス南青山
D’グランセ南青山ハイヴァリー(2006年竣工)は集合住宅、バイオフィリアプレイス南青山(2023年竣工)はオフィスビルで、どちらも新居千秋氏の設計です。

カナダ大使館
次に、東京建築祭で特別公開されているカナダ大使館へ。
設計は日系カナダ人建築家レイモンド・モリヤマ。
普段から図書館やホールは一般公開されていますが、今回は特別に「レイモンド・モリヤマルーム」が公開されました。
朝7:00からの先着予約でしたが、運よく予約することが出来ました。
カナダガーデン
エレベーターを上がるとすぐに現れるのが、空中庭園「カナダガーデン」。
太平洋・大西洋、ロッキー山脈など、カナダの原風景をモチーフにしたモニュメントが配置されています。
庭園デザインは枡野俊明氏。
同じ階の反対側には、静謐な枯山水庭園も広がっています。
E・H・ノーマン図書館

ここはカナダ関連の専門図書館で、日本とカナダの相互理解を深める文化施設として一般公開されています。
名称は、カナダの外交官であり日本研究者でもあったハーバート・ノーマン(E. H. Norman)に由来します。
レイモンド・モリヤマルーム
東京建築祭で特別公開のレイモンド・モリヤマルーム。

とらや赤坂店
「簡素にして高雅」をコンセプトに内藤廣氏が設計した建築。


帰りに和紅茶の羊羹を購入したのですが、紅茶の香りがふわりと抜ける上品な味わいでした。
東京元赤坂ビル

ステンレスの削り出し、黒御影石、曲面ガラスで構成されたファサードは、高松氏らしい機械的で強い存在感を放っています。
ノアビル
麻布台へ移動し、東京建築祭の公開対象であるノアビルへ。

外観は見たことがありましたが、内部に入るのは今回が初めてです。
エントランス

地下駐車場

まばらに配置された照明や、白いテラス状の構造(実際にはテラスではない)など、白井建築らしい“意味の余白”を感じさせる空間でした。
聖アンデレ教会


聖オルバン教会

アントニン・レーモンドの設計です。

さいごに
5/21は、青山から赤坂、麻布台へと歩きながら、戦前のモダニズム住宅から現代建築、そして宗教建築まで、多様な建築を一日で巡る濃密な体験となりました。
特に、普段は入れないカナダ大使館やノアビル内部の見学は、東京建築祭ならではの貴重な機会になりました。
建築家の思想や素材の扱い、光の取り込み方など、実際に空間に身を置くことでしか得られない発見が多くありました。
次回は、5/23に訪れた海員ビルや普連土学園などをまとめていきます。
