建築概要

東京都美術館は、1975年に前川國男の設計で竣工した建築です。
中央に広場(エスプラナード)を据え、企画・常設展示ブロック、公募展示ブロック、文化活動ブロックの三つのボリュームを独立させ、それらが広場を取り囲むように配置されています。

上野公園内は風致地区に指定されているため、建物の高さは15メートルに制限され、総面積の約60%を地下に収める計画となりました。

前川建築の特徴

外壁には、タイルをコンクリートと同時に成形する「打ち込みタイル工法」が採用されています。
この工法により、分厚いタイルを安全かつ確実に取り付けることができ、福岡市美術館や埼玉会館など、ほかの前川建築にも見られる代表的な意匠のひとつとなっています。

館内には「かまぼこ天井」と呼ばれるアーチ状の天井が各所に使われており、インド砂岩による温かみのある着色と、ペンダントライトにより柔らかな光に包まれています。

イベント情報

東京都美術館では建築ツアーが定期的に実施されているようです。