建築概要

東京都渋谷区西原に佇む小さな住宅。
延床面積は約23坪程です。

設計経緯

建築家・吉阪隆正が、早稲田大学山岳部でともに活動した友人・近藤等のために設計した住宅です。
名称の VILLA COUCOU は、近藤夫人のニックネーム「COUCOU(カッコウ)」に由来します。

初期の基本設計は渡邊洋治が担当し、その後の詳細設計は大竹十一と滝澤健児によって進められました。
屋根の曲線形状はなかなか決まらず、吉阪自身も現場に足を運びながら、試行錯誤を重ねて形を導き出したと言われています。

詳細

屋根にはトップライト用の造形物があり、吉阪氏が現場監理を担当したユニテ・ダビタシオンの屋上を彷彿とさせます。
その他にも、外壁のレリーフや階段の手摺など、あらゆる造形に芸術性を感じられます。

建物の継承

近藤夫妻が亡くなった後、解体の話も上がったようですが、2016年に女優の鈴木京香さんが買い取ることで建築が引き継がれました。
2022年に新素材研究所がリニューアルし、現在は事前予約制で一般公開されています。

イベント情報

villa coucouは「クゥクゥ」にちなんで毎月9のつく9、19、29日に一般公開されています。
予約サイト
私が伺った際には、スタッフの方が丁寧に説明してくださり、とても良い体験になりました。